「おこづかい」についての講座を聞きました それを会話形式でレポートします

お小遣いの話を学校でジブラルタ生命の人がしてくれたよ。

外資系の保険会社が破綻した日本の保険会社を買収してできた生命保険会社みたい。

先生の半数が加入してるんだって。あとは自衛隊の加入者が多いのが特徴らしいよ。ネットで調べたら43%の加入者が先生だって書いてあったよ。

社会貢献活動の一貫として無料でこうしたお金に関する講演を出前で行っているそうだよ。

最初は企業のすることだからどんな宣伝と洗脳かと斜めにかまえて出かけて行ったけれど、話の中身は聞いてよかった、って思える内容だったよ。

お金の話といっても子どものお小遣いの話。「8歳からの給料袋」っていう本に書いてあることのおさらいなんだって。でも言われて検索したらもう売ってなかった。

NHKとか12チャンのビジネスさてライスニュースでアナウンサーをしていた野中ともよさんが執筆に携わっている本だよ。

 

お。今まさに、要求されている

 

なんで学校でお金の話というと、お金の使い方は「しつけ」なんだって。

行儀とかを教えるのとおなじで「しつけ」

 

給料のつもりで、家計簿つけてってことだよね

 

いやいや、それもそうだけれど、そういう話が本論ではないの。

ハタチや大人になってからお金で失敗してはいけない失敗を小さいうちにしておいて経験させるってことが目的なんだって。だから「おこづかい」といってもある程度の金額を渡すの。

ここで言ってるお小遣いは100えんとか200円のことじゃないんだって。

日銀の調べによる小遣いの平均はだいたい小学校の低学年で一ヶ月1000弱。

でも今回のルールでするおこづかいはだいたいこの三倍を目安にって言ってた。

 

へ!小学生で3000円!?!!

 

でも高いと思うけれどじっさいお店とかつれていくとあれを買って、これ買ってよ、って細かくこどもの欲しいもののためにお金って出て行ってるでしょ。小学生のお小遣いの金額としては高いと思うけれど、家計の出費は変わらないですよ、むしろ減りますよ、って言ってた。

ためしに一ヶ月の子どもの買い物の金額を集計してみればわかるって。

スーパーでひともめして結局買ったものでも、子どもってそういうその場で欲しくなっただけで、その夕方にはもう壊しちゃったり、場合によってはなくしたり、あきちゃったり。。

 

うん、よくある、よくある。

 

あとはね、欲しい物があると買ってくれってすぐねだったり

 

ほう、あるねえ。

 

それでいてお小遣いを渡すとあっという間につかってしまって

 

うん、うん

 

それでしまいには親の財布からこっそりお金をもちだしたり

 

あらあら

 

で、こどもにある程度の金額をわたしてそれを管理させるってのがこのお小遣いのルール
大人になって多重債務によって相談してくる人たちの借り入れをはじめた最初の理由って収入が少なかったり、事業資金の借り入れっていう理由ももちろん多いのだけれど、

ものを買ったり、ギャンブルしたり、遊んだりするためにお金を借りたってひともずいぶんいるんだよ

 

つまり遊ぶ金欲しさってことか

 

そうなの。大人になってもちょっとしたがまんができない、お金の大切さがわかってない大人だっていうこと。

お金とつきあう「しつけ」がなってなかったってことなんだって。で、こういうの大人になってから経験されると困るでしょ。だからこうなる前に子どものうちに経験させておくってことなんだって。

子どもは親の鏡、もちろん親の姿勢をみてるからいくら管理しろっていっても親が適当じゃだめだよね

「自分で考えさせる」

「我慢をさせる」

「うまくできたらほめる」

そしてこのおこづかいのルールの一番大切なポイントは「失敗させて学ばせる」ここが大事なの。目的といってもいいかもね。失敗をさせるのが目的。

 

おとなになってからされると金額が大きいからねつまりしっかり貯蓄できるようにさせるってことかな?

 

ううん、違うよ。お金は道具でしかないよね。

いっくらたくさんあっても幸せになれないよね。でも夢をかなえるためにお金が必要ってことも事実だよ。だからこのしつけの基本はお金をたくさん集めたら良い、ってことじゃなくて

お金と自分の欲望をコントロールする力これを身につけることが重要なんだよ。

私がこの講座で一番共感したのはここのところかな。

 

欲望のコントロールかあ、できてるかなあ

 

だいたいの大人はたぶんできてるよ。でもこどもはそれが難しいよね。欲しいものってのは値段じゃなくて「欲しい物は欲しい」だし「いますぐ欲しい」だし///
そうそう、とんでもない金額のものをさらっと「買って」っていうね。大人ならボーナスまでがまんだな、って思うようなものでもね

 

うん、それって我慢だよね。

 

その我慢と欲求のバランスがとれるようにこどものうちからお小遣いを管理することで「しつけ」をしていくの。

農業だってうどんが食べたいからって秋に小麦を植えたり、でもそれは次の年にならないと採れないよね。年末に藁細工をしたいからって早春に田んぼをおこしたり、っていう循環するっていう意識にきっとつながっていくんじゃないかって思ったの。

うどんたべたい→うどんやってことじゃなくてね。

 

そりゃ話がひろがったね

 

やりかたはね、月に一度お小遣いを渡すの。そのうち3分の1をすぐに貯金袋へあとのは自由につかっていい。

 

え、自由に?

 

そう。口出しはしない。こどもの自由にね。

もちろん不法なもの買ったりしたらだめだけれど、親は子どもの買い物に口出しをしない。

むしろ口出しせずになにをしても笑顔でみてるだけ、これがこのしつけが成功するかしないかってことにかかってくるの

 

初日に全部使おうとしても?

 

そう。全部使っても、ああ、破綻したって笑顔でみてるだけ。前借りを要求して来てもそれはだめ。あげない。だめなものはだめ。これがしつけ。

 

そっか。大人の世界でも初日に使ってなくなったからって給料を前借りとかはできないよな。手伝いするから金くれ、って言って来たら?

 

お手伝いは家族の義務だから当たり前。手伝いのお駄賃はないって、専門家の解答。でもビジネスマインドとして成長するものなら例外的に認めるって。

 

ビジネスマインド?

 

そう。準備から片付けまで責任をもって全て行えるっていう仕事。

車の掃除をたとえに出していたけれど掃除機かけて、雑巾を用意して、洗って干して、掃除機を片付けるってところまでできるならばあげるって。

それでひと月経ったら親と一緒に集計。一ヶ月に一度の「おこづ会議」そこで決算するの。

収支をレシートをみて残額とあわせる。

 

いいね〜

 

うまく管理できていたら、ちょっとたとえば翌月にお小遣いを20円とか決めておいた額をアップする

 

じゃ、上手く行かなかったら減額だね

 

ううん、ペナルティーはなし。失敗することが目的だからね。上手にできたらほめる ってことだけ。

 

ほ〜

 

ポイントを確認するとおこず会議のとき以外は親は一切なにも言わない前借りは禁止兄弟間の貸し借りも、だめ

 

それは大人になってもしないほうがいいことだからだねますます、人生ゲームだ

 

このルールで小さい失敗をたくさんさせておくんだって。

すぐ使ってなくなって本当に欲しい物が買えなくて辛い思いとかね。

うちの娘はあげるとその日に全部使い切ってしまうところがあるの。

買いたくなくても無理に買うもの探しているようなところがあって。

これを聞いたときに、ああ、娘にはこうしたお金との付合い方のしつけがぜったいに必要だ、って、そう思ったよ。

 

それはそのままで大人になったら大変だ。

で、お小遣いで買えない様な大きなものをねだられたらどうするの?


うん、それはいままでは誕生日やクリスマスに買ってあげるでしょ。

 

でもこれからはそうではなくてそのときのためにもらったお金を「やりくり」するの。

そのほうが大事にするって。

で、そのときのために貯金封筒にいれたお金があるの。大人もなにかのために貯蓄をしてるでしょ。

私は娘と貯金袋のお金は年に一度相談のうえ、大きな買い物に使ってよいってルールにしたよ

 

しつけだ、まさにやりくり、、いいことばだよ

 

お金が目的ではなくて道具としていかに扱うのかってことなんだだから欲しい欲しいって気持ちをコントロールする力、それを身につけさせるためにするってことを忘れないようにしないとね。

 失敗して学ばせる 

 うまくできたらほめる 

 こどもは親の鏡 

 自分で考えさせる

さっきも言ったけれどポイントは親は渡したら一切口出しはしないってこと、これ大事。

失敗してこその経験

 

お、ついつい何か言ってしまいそうだなあ〜

 

そうだよ。だから「ほらいわんこっちゃない」「言ったでしょ」「あ〜あ」「そんなくだらないものばかり買って」とか言わないこと。

それがこのプロジェクトを成功させるかさせないかの鍵

 

それどれもこれも言ってしまいそう、、

 

うん。私もこのNGワードをいつも言ってるから十分に気をつけないと。

欲しい→手にいれるための計画→他の欲求の我慢→手に入れた時の充実感 →欲しい の循環これを経験、ときどきは苦い経験から体得させていくってことなんだね。

 

うん、ずいぶんと大切な訓練だよね

 

目的をもう一度言うよ 

 後悔を経験させること

 失敗を経験すること

 トラブルを経験させること

この3つが目的それから 

 口出しはしない

 叱る時は不正直、不公正をしたとき

 借金と前借りは認めない

 

 

さっそく来月からスタートさせてみるよ。

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コメント: 2
  • #1

    大工です (日曜日, 18 11月 2012 19:12)

    はじめまして! いつも読ませてもらっています。
    今の子供はめんどくさいね!
    自分が小学生の時は、親にいらないハンコを貰い
    郵便局で通帳を作り、毎月こずかいの半分を
    積立していました。
    上級生の人がやっているのを見て、自分で決めてやりました。
    それで中学に行く時に通学用に自転車を買いました。
    (自転車通学の許可が自分だけおりませんでした)
    子供って、親や周りの人たちのやる事を見て、育っていくのだと思います。



































  • #2

    大工です (日曜日, 18 11月 2012 19:31)

    ごめんなさい。
    まだ途中だったのに送信されてしまいました。

    周りの良い先輩方に恵まれて、いいしつけを
    して貰ったんだなと思います。
    (K君にはまだまだ子供だなと言われるけど)
    ただ、今の子供たちは周りの人たちとの関わり方が
    昔と違っている様な感じです。
    だから親としてのしつけが、大事なのかなと。
     
    まあ、自分がちゃんとしたしつけが出来るような
    親ではないので、子供と一緒に育っていきます。

    おしゃべり好きな大工より  

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