ヒイラギの葉の焼酎漬けがこういう高熱の風邪には役にたちます。
ヒイラギの葉を刻んで焼酎に漬込み2週間。
その液を一滴水で割って飲むのです。
そうすると風邪をおこしているものが弱っていくような感じがします。
この液で夏からの高熱はすべて対応しました。
むろん、これだけではなく、いろいろな風邪の経過をさせる方法をとります。
野口整体の「風邪の効用」という本はその指針になっていますし、私は幼稚園の勉強会に二回来て話をしてくださった小田原にある「悠久庵」の小澤裕子さんによる中医学の話がとても参考になっています。また、マクロビオティックや玄米菜食の食養生があって、シュタイナーのホリスティック医学もあって、このごろはホメオパシーのレメディーという砂糖玉も使って対応しています。
娘の今回の風邪は治りかけに横になると空咳が出る様なので枕をおもいっきり、おもいっきり高くしました。これは風邪の効用に書いてあって、実際そのようにすると気管の状態が起きたようになるので咳が出にくくなります。他にも鼻が詰まった時の顔や足のツボも知っています。
家にあった「麦門冬湯」を三分の1袋のませると「甘い」と言って少し咳をしたけれどすぐに寝ていきました。これも寒熱の判断(中医学)が合ってないと効きません。
そして 咳止めの漢方は合っていればすぐに効きますが、飲んで咳が止まらなければ体に合っていないので即やめた方が良いです。そして味も合えばおいしいと感じますがしだいに治ってきて、もしくは元からあってないとまずいと感じます。
良薬は口に苦しというのは漢方薬にいたってはあっていません。
でも苦いコーヒーがおいしい人もいますし、甘いショートケーキが苦手な人もいますね。飲みたい味かそうでないか、ということでしょう。
投薬や薬膳の判断、食事、レメディーなどけっこう緊張します。
抗生物質のように一度飲んだら飲みつづけないと、途中でやめると返って、倒す相手が強くなると聞きました。それに比べると梅醤番茶や第一大根湯、コーレンなどは飲み忘れても副作用がないので患者である娘の舌の感覚、からだの感覚、反応に気を配りながら処方しました。
でも夜中に熱のために幻聴があったりして耳をふさぎ、やめてやめてと言ったり、幻覚を見たりする様なときにはこれで良いのだろうかとかなり緊張もしました。
うまく風邪が経過するとそれは子どもの力になります。
今回もぐっと成長を感じます。
熱が上がると本人も私も喜んで受け入れます。甘えるだけ甘えさせました。そして経過するともうそんなことは忘れて一人前になったような顔をして一人で寝ていったりします。
それもうれしいです。
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